おばちゃんのふらんす日記

フランスで10年暮らせどステキなマダムになれず..。冴えないおばちゃんがふらんす生活をぼやきます。

自分に優しく

おばちゃんは器が小さい。だからすぐに一杯一杯になって、アップアップしてしまう。その上疲れてイライラして周りにあたるってんだから、本当に迷惑な話です。

 

そんなおばちゃんにはきっと理想があって、そこに追いつけずギチギチ一杯な毎日に疲れ果て...ボキッと折れてしまったのかな、と思ったりします。そんなおばちゃんが念仏のように繰り返していたのが「もっと大変な人は沢山いる。自分も頑張らねば!」。いや、これもこれで正しいです。厳しい海外生活+過酷な状況で日々生きてる方々をおばちゃん自身、知っていますしね。

 

ただ、自分がその論法で頑張り抜けるほど強くない事が、この歳になって分かって来た訳です。そう、おばちゃんはヘタレなのだ!!凄い方々のように強くないし、ボキッと折れてしまう!という事で作戦変更せざるを得ない。それが「まずは自分に優しく」なのです。

「あれもこれもやんなきゃ、ワーギャー」で追われる前に、「まず自分に優しくしてあげようか。それから周りに優しくしよう」を言ってあげると、ちょっと落ち着くと言いますか。120%やんなきゃいけない事(仕事&家事)に追われてヨレヨレになる前に「それやったら苦しくね?? いーべ後にしよ」で、色々目をつぶってバキッと折れる事を防げるといいなあ、と。

元々Mっけがあるのでナチュラルに自分を追い込みがち、かつヘタレなので、取り扱いが人一倍面倒なんだけど...仕方ないっすね。

 

って、明日からの職場復帰後にきちんと実行していく事が大事っすね。

おばちゃん、コロナ抗体獲得!

という事で2度の感染を得てよーやくコロナ抗体を獲得しました、おばちゃん。やったどー!

 

1度目の感染で抗体出来なかったので(確認済み)2度も罹った訳ですが、運の悪いおばちゃんはその悪運故に「抗体出来ずに3度も4度もかかるんじゃあ...?」と怯えていた訳です。お医者さんは「2回罹る人は結構いるけど、そこまで繰り返し罹っている人はさすがにいないわよー!」と笑っておりましたが...。

 

ほんで過労の原因を一応確認するべく血液検査をするついでに、ラボで「もう1度抗体検査してもらえますか?」と聞いた訳です。そしたら「30ユーロかかるけど今すぐokよ」ってな事でついでにやっちゃった次第です。

 

おばちゃん、PCR検査は5回に抗体検査は2回と、ここ半年すっかり検査づいておりましたが...これでちょっと一休みか?? と言っても抗体は2、3ヶ月しか持たないってウワサもあるしなあ。まあでも無いよりはいいな、うん。

 

コロナウィルスのなぞ

いわゆる「バーンアウト」で休職中のおばちゃんですが、数日ゴロゴロする中で少しずつ体も動くようになって来ました。

 

おばちゃんの職場では2週間前に、コロナのクラスター爆弾が炸裂しました。現在も同じグループの他施設で炸裂中であります。その威力と言ったら、我が職場では利用者6分の5+職員1人除き全員陽性という過激っぷり(爆)。これだけド派手なクラスターだから、日本だったら全国ネットのニュースになるだろうなあ、うん(こちらではクラスター何千件なので全く話題にならない)。

事の発端は「体調の優れない利用者さんがいたらPCR検査連れて行ってね」って事で、10月からほぼ週2人ペースで連れて行ってたのですが。11月初めに初の陽性が出た訳です。だもんで利用者さん+職員全員検査をしてみたら...上記パンクな結果と相成った訳です。

 

ここで不思議なのがうちの職場、いわゆる「重症化リスクの高い方々」がごまんといらっしゃるのですが、皆が皆ほぼ無症状(まあだから全員感染しても気づかなかった訳ですが)!!ついでに重症化してるのは比較的職員に多い(だから職場復帰が延びる)という不条理さよ...。

 

ついでにいくら言ってもフラリと外に出掛けては道端に落ちている物を拾って来てしまう「コレクター」な利用者さんもいるんだけど、彼は何度PCR検査しても陰性なんだなあ。彼の部屋には道端で拾ったマスクがコレクションされているのですがね。

ヘルプに行った施設でもマスクをしない、何があっても絶対外す利用者さんに限って陰性なんだよなあ...。真面目にマスクをして手洗いしていた利用者さんは陽性で、なんだかやるせない気持ちになります、はい。

 

だもんで本当によく分からんです、コロナウィルス。ハイリスクな方々にスーパー抗体があるとか...?そしたらハイリスクじゃあないしなあ。よく分からんです。

 

おばちゃんの職場、崩壊DEATH!!

という事で陽性隔離を終え、職場復帰して1週間。おばちゃん、再び病欠してます(爆)。理由は単純に過労...ってどーいうこっちゃね。

 

いや、復帰前に負け戦と言いましたが、実際は負ける事を前提に開戦した「大阪夏の陣」状態でした。クラスターがあっちゃこっちゃで発生しているので、利用者は勿論職員も陽性+過労でほぼ全滅。なので職員全滅の施設のヘルプに行くも1人きりで全利用者(10人、コロナ陽性含)をみる事9時間×3日というきつーいシフトから復帰しました。

その後自分の職場に戻っても人がいないので、派遣会社から送られて来る人と2人で18人の利用者さんをケアするのだけど、これまた派遣さんが来なくて1人で18人を見る事態に...。

ついに先日フラフラになり、早番の人に「おばちゃんヤバイから座って!」と止められ、利用者さん達から「おばちゃん大丈夫??休んで休んで!すげー顔白くて心配だよ」と心配される始末。いや、何より涙が流れて止まらないのは何故なんだ...?? (それでも人がいないので、22時まで働いたど。鬼な職場じゃ)

という事でコロナ陽性から復帰して1週間で過労病欠って...本当におばちゃんの職場崩壊DEATH!!ついでに同僚が先日1人去り、上司も年内で辞職予定(爆)。怖いですねえ。ホラーですねえ。

 

時々Yahooとかで「在仏ですが、身近に感染する人が出て来て心配」やら「ロックダウンを快適に過ごすためアパルトマンをアレンジ」とか出てきますけど、もうため息っすよ。だっておばちゃん陽性×2どころか、アパルトマンに帰れない忙殺生活だよ!? この怠け王国フランスで過労死ラインの就業状況ってどうなのよ??

っつーかむしろこんなハードロックな生活送っている在仏日本人はおばちゃん位なのか...??

 

という事で、体力戻ったら転職先を探してみようと思うこの頃です。幸いこの分野はいつも人手不足なので見つけるのは難しくない。が、いつも人手不足って事は...どこも地獄って事かあ、とほほ。

 

 

おばちゃん、コロナにかかる

ご無沙汰しています。

フランス始め世界中でコロナウィルスが猛威をふるっていますが、皆様お元気にしていますか? というか皆様の健康を祈るばかりです。

 

ところで運の悪いおばちゃんは、まんまとコロナに罹ってしまいました。それも2回(爆)!!世の中広しと言え、2回も罹る日本人は多くはおるまい...という事で現在絶賛隔離中です。

 

1回目は夏のバカンス中、(極めて気をつけていたのですが)どこで拾ったかもわからず。症状もどえらい疲労感を始め下痢や吐き気、息苦しい感じが2週間ほど続き結構きつかったです。

で2回目はまんまとお仕事でして、まあおばちゃんは感染リスクの高い職種なので仕方ないです。同僚達も一緒に陽性となり1週間の病欠。今回は良く聞く「味覚•嗅覚が無くなる」というやつだけで、体はピンピンしております。でも家族に染つさないよう寝室に籠っております。

 

あさってには職場復帰ですが、どこもかしこも陽性病欠ばかりで辛そう...。負け戦に参加する足軽ってこんな気分なのだろうなあ、と思ったりしますが、かと言って脱走できる状況でもないので働いて来ます。

 

2回もコロナに罹ってピンピンしてるのは、果たして運が悪いのか、それとも良いのか...?

ついでに2回も罹ったなんて知れたら誰も近寄らないどころか、日本に上陸さえさせてもらえないのではなかろうか...?? よって日本へ行くのはかなり先になるだろうな、ふう。

恋愛大国の大統領

ふらんすは恋愛大国、アムールの国らしい。

 

いわく、男女問わず情熱的 / 恋愛感情が大事なので、好きでなくなったら離婚する / ふらんすマダムはいつでも恋してるから魅力的....などらしい。

もっともパッとしないおばちゃんにはビタ一文縁がない話題なので、「らしい」としか言えない。こうした話はおばちゃんの周りではとんと聞きません。

 

そしてそんなアムール至上主義、自由恋愛万歳な国においても現大統領のドラマチックな恋愛は一目置かれる物語だ。その凄さといったら、90年代のドラマ2本を同時進行させてしまう勢いである。

つまり教師と生徒が禁断の恋に落ちる「魔女の条件」と、友人の親と惹かれあってしまい家庭を壊してしまう「ポケベルがならなくて」を一気に並行してしまうのだ。凄いスキャンダルだ。「教師と生徒」というだけでも重いのに、「子持ち不倫略奪」もやってのけるなんて極めてただ事ではない。

このただ事ではない恋愛を成就したマクロン氏は、その1点のみでも大衆に「ただ者ではない」とある種の敬意を抱かせてしまう。おそるべし恋愛パワー。

ただここで注目したいのは、17歳で41歳•人妻子持ち先生に「何があってもあなたと結婚する」と言い切るマクロン青年もだが、その17歳青年に人生を賭けて家庭をなげうったブリジット先生であろう。

17歳の生徒(未成年)に惹かれるのはアリだが、そこから銀行マンの夫+3人の子供と17歳の小僧を天秤にかけ、17歳に振り切るのは正気の沙汰ではない。多くのオトナは「やっぱり家庭は壊せない」「未来あるこの子の邪魔をしてはいけない」とか最もらしい事を言ってかわしていくのですが。ブリジット先生はかわすどころか、この狂気の道をぐんぐん進んで行く訳ですね。すごい母ちゃんだ...。

だからマクロン青年も凄いんですけど、25歳下青年に人生全部振り切って飛び込んだブリジット先生はもっと凄いと思うのです。やっぱり恋愛至上主義。

 

ちなみにパッとしない、フツーの大統領と言われたオランド氏は、「何となく事実婚」を繰り返したあと、若いカノジョの元へ原チャリで通う姿をパパラッチされていました。うん、やっぱりパッとしないなあ。やっぱりキャラと恋愛には相関関係があるんですかね。

 

ロスジェネでも凄い人は凄い

おばちゃんはどん詰まりロスジェネ世代の1人です。だから人生ショボくれてても仕方ないと思うし、寧ろ我が世代の大多数がそうであろうという安心感があります。そしてこの安心感に浸りきりって努力しないので、人生3流のままなんでしょうね。

 

ところが世の中を見渡せば、ロスジェネ世代にも極めてビッグな方々がいます。ちなみにおばちゃんと同い年では

芸能界: 安室奈美恵さん

スポーツ界: 中田英寿さん

政治界: エマニュエル•マクロンさん

という中々なメンツで、それぞれもの凄く成功されています。20代で大仕事を成し遂げ、現在40代にして引退生活なんて方もいて、優秀な方は若い頃から違っていたんだなと今更ながら思ったりします。

 

思い返せば既に自分が高校生の頃

安室奈美恵さん: 沖縄から東京に上京。スーパーモンキーズで頭角を現し、小室氏に指名されソロへ転向→国民的スターへ。

中田英寿さん: 15歳以降毎年、各世代の日本代表に選出され活躍。オリンピック、98年ワールドカップを経てイタリアで大活躍。

エマニュエル•マクロンさん: 地元私立高校で、25歳年上の人妻教諭と大恋愛に落ちる。17歳にして人妻先生に「何があってもあなたと結婚する」と宣言。その後パリのエリート養成学校へ進み、政界進出→大統領になる。

おばちゃん: スクールカースト下層で無色無害な高校生活。部活で県大会突破できたら若干逆転ホームランになるかなと思っていた。現在ふらんすでペーペーの3k(キツイ•汚い•給料安い)分野勤務。

 

こうして見ると、10代の頃でもう歴然とした差がある訳ですね。人間の器が違う訳ですよ。

だから「ロスジェネなんで」と全て時代のせいにしてしまうのは違うのかな、と。かと言って「自分の器がショボいからだよ」と言ってしまえばもっと深い底に沈み込んでしまいそう...。