人生二重マル

おばちゃんは小さな頃、オトナになったら大活躍して、みんなから必要とされる人になるんだと信じていました。そしてつまらないサラリーマンやパート主婦なんて絶対ならない、能力開花してバリバリ世の中に貢献するのだ！と思い込んでいました。

随分と生意気で自信があったものです。

でも実際オトナになったおばちゃんは全く活躍もしてないし、職場でも全然必要とされないパート主婦になった訳です。これはもうおばちゃんの能力だからどうにも仕方無い。でもおばちゃんの小さな頃の夢は、独身でひたすらバリバリ世の中で活躍する事だったので、家庭を持つ事は想定外だったなあ。

で、時々心身共に疲れてがっくりしてしまう時は...「悪くないじゃん」探しをします。これは昔あったアニメ「愛少女ポリアンナ物語」で、逆境の中「良かった探し」をして自分を励ます主人公ポリアンナを真似たものです。そしてひねくれおばちゃん的に「良かった！」より「悪くないじゃん」がしっくり来るので、ちょっと変えました。

小さい頃の自分が知ったらがっかりしてしまいそうな今の自分だけど。でも、「異国で頑張って10年以上生きてきた」「仕事だってしがないパートだけど、休まずに働いている」「借金もなく家族3人仲良く暮らせている」「こうして書いた物を人様に読んで頂ける」...どれもパッとしないけど、「悪くないじゃん」と自分を励ますネタにはなる訳です。花マルには遠いけど、二重マル位かなあ、と。

そして小さい頃の自分に言いたい。家庭を支えながら懸命に働くサラリーマン•パート主婦は、ツマラナイどころかすっげー大変なんだぞーー！！