おばちゃんのふらんす日記

フランスで10年暮らせどステキなマダムになれず..。冴えないおばちゃんがふらんす生活をぼやきます。

洗濯機が壊れた

実は一昨日、おばちゃんがブログを開始したと同時に我が家の洗濯機が壊れました。というか、壊れたらしい。何かが始まれば何かが終わる..これもまた人生なのでしょうか。

おばちゃんの不在時におっさん(ツレ)が洗濯を開始したところ、しばらくしてブレーカーが落ちて停電したそうな。それで調べたら大元は件の洗濯機で、その後大量の水と洗濯物を体内におさめたまま、うんともすんとも言わなくなったとの事でした。

機械とは言え、その最後は実にふらんすらしいなーと感心しました。例えばこれが日本の洗濯機であれば、周囲への迷惑を考えてボタンが押されても洗濯を開始せず、ひっそりとその現役生活を終えた事でしょう。

しかし機械といえどふらんす人なので、ボタンを押されれば最後の日でも考えなしに洗濯を開始。そして水も洗剤も混ざった段階で「もうムリだ!!」と突然ショート。そこにとどまらず、家中を停電させてまで自分の引退をアピール...実に全てがふらんすらしい。とりあえず洗濯物や水をぎっちり抱えたまま職務放棄している洗濯機に一応「お疲れ様」と声をかけて、事後処理に入った訳です。

 

で、その後は「9年使っても修理すれば復帰するに違いない!」と血迷うおっさんをときふせて、新しい洗濯機を買うべく昨日電化製品店へ出向きました。

 

この電化製品店。大手チェーンで我々も何度か利用してますが全く良い印象がありません。

販売員はいてもやる気がないかおしゃべり勤務中なので、お客さんは放置。特におばちゃんのようなパッとしないアジア人など視界に入りようもないので(当人の自覚なしに)無視されます。かといっておっさんもパッとしない上にボーッとしてるから戦力外。よっておばちゃんが頑張って声をかけて、何とか話を聞いてもらい必要なものを買うという「お金払うのに石ころ扱い」状態な訳です。

それでも電化製品店などそう選択肢がある訳もないため、やむなく出向くのですが...。おばちゃんの経験上、電気系販売員はおじさんがベターという刷り込みがあります。愛想なくても石ころ扱いでも、少なくとも商品知識はある。だからおじさん販売員を探したのですが、彼は既に同じく洗濯機を選ぶべく来店していたマダムに捕まり、しばらく離れられそうにない..。

 

で、仕方なくしょんぼりしてると、向こうから若いお姉さん販売員が歩いて来ました。見るからにやる気なさそうだけど、他に誰もいないし背に腹は代えられないので「あのー洗濯機探しに来ました!」と感じ良く声をかけてみました。するとやる気なさそうに「はい、それでは見に行きましょう」と来てくれたので、目星を付けた製品について比較すべく色々聞いてみました。

すると...お姉さん、予想外にデキる!企業比較から環境負荷、果ては機能詳細までスラスラと教えてくれました。しかも商売根性を出さず「この商品総合的にお客様のニーズに応えるうえ、今プロモーション中で200ユーロ引きなんですね。メーカー的にドイツなので早々壊れるリスクも少ないですし悪くないと思います。勿論(目星をつけた)他の2台も機能的にほぼ同格なのでオススメですが」とプロモーション商品まで教えてくれた..丁寧なお仕事。

 

それからの在庫確認→配達手配まで実にサクサクと進めてあっという間に購入完了!!お姉さん、ありがとう。

 

という事で見た目で決めつけ過ぎるのも良くないなあ..と思った次第です。