選挙と国籍

おばちゃんはふらんす国民じゃあないから、明日の欧州議会選挙も勿論投票できません。だからカンヌ国際映画祭、全仏オープン同様に全く関係なし！！

そもそも欧州議会がどんな役割を果たしているのかさっぱりわからんのですが....おばちゃんの周囲でも「EUはヨーロッパ平和•共存の象徴だから、これからもヨーロッパ共同体として結束して行かねば(EU賛成派)」から「EUのせいで自分達の国の事を自分達で決められなくなった！大体こんなに多くの国が共存なんて幻想に過ぎない(EU反対派)」まで、色々な意見を聞きます。最終的な民意は明日分かるのですね。

ちなみに候補者32人(32政党)のぽすたーが街頭に貼り出されるのですが、うちの近くで張り出されているのはmaxで10人位です。明日選挙なのに貼り出されてないなんて大丈夫かなあ...。ついでに先日おっさんが受け取った候補者説明のパンフレットも32部には遠く及ばず。立候補したはいいけどやる気なくなっちゃったのかなあ..これまたいい加減な。

ほんでもって「ふらんす国籍ないから私、選挙できないんだわー」と言うと必ず「えーなんでふらんす国籍取らないの?取った方が楽でしょう?」と言われるのですが..おばちゃん、絶対にふらんす国籍は取りません！「日本は二重国籍を認めてないので、ふらんす国籍を取ったら日本国籍を放棄しなきゃならん」というのが公式理由ですが...どうにもこうにも自分がふらんす人になれる気がしないのです。というか、時間が経つに連れ「やっぱりムリだわあ..」と確信を得るに至りました。言葉にしても、気質にしてもやっぱりふらんす人にはなれない。

かといって日本人としてもちょっと..(人前でギャンギャン怒ったり)な状態となりつつアリ。「ふらんす人にはなれないけれど、日本人としてもなんか違ってきてるかも..」という中途半端な状態こそが自分のアイデンティティなのかな、と思ったりするこの頃です。