おばちゃんのふらんす日記

フランスで10年暮らせどステキなマダムになれず..。冴えないおばちゃんがふらんす生活をぼやきます。

ふらんすの娯楽番組を見て思う事

おばちゃんは時間のある時、テレビでいわゆる娯楽番組を見ます。チャンネルはTF1、M6あたりで視聴者参加型競争番組が多いです。

4 mariages pour 1 lune de miel (4人の花嫁さんがお互いの結婚式に参加し得点を付けあう。一番点数が高かった結婚式のカップルが賞品の新婚旅行をゲットする)や

Bienvenu chez nous(4組の民宿経営者がお互いの施設に宿泊して点を付け合う。点数の高かった経営者が賞金3000ユーロをゲット)などなど、なぜかこの手の競争番組が沢山あります。

勿論自分が勝って賞品(賞金)を得るためには、他の参加者に低い点を付けて貶しまくれば確実だけど、そうすれば自分の意地悪さをふらんす中にさらけ出す事になる...おばちゃん的にかなり勇気のいる事だと思ったりするのですが。

これがまあ、躊躇いなく他の参加者をガンガンコケ下ろす!!よく人の結婚式にここまでケチつけられるなあと感心する位、ガンガン揚げ足を取って低い点を付ける!!しかもそういう人に限ってしょぼかったり、成金ギラギラ系結婚式が多かったりするのです。

そして毎週本当に邪悪な「the性悪女(ペストと呼ばれる事が多い)」が必ず1人はいるのだけど、10中8、9は同じ文化圏の人なんですよね..。これはもう文化的背景があるんじゃあないかと思う位、大体いつも同じ文化圏の方がガンガンと人にケチをつけて、コケ下ろして、でも自分が批判されると超激昂!!あの「自分の事を棚に上げて人をあげつらう」とか「自分が相手に無礼である事は問題無いが、相手が自分に無礼なのは言語道断」等の考え方は、どうやっても理解不能だなあ。でも彼(女)らには当然の事なんですよね。だって見事なくらい同じ反応をするのだから..。

日常生活で理解し合えない事に多々出くわしますが、こう客観的に見ると「そりゃーそうだよな、死んでも絶対に分かりあえんわ」と府に落ちたりする訳です。

そしてこーいう下世話な番組ばっか見てると脳ミソダメになるよ?というおっさんや子供の意見は案外的を得ているかもしれない..。